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【桐蔭学園】桐蔭学園と横浜市が連携協定を締結!ペロブスカイト太陽電池を活用した脱炭素社会の実現に取り組む
教育人財開発機構 編集部 2023.02.15
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2月9日、学校法人桐蔭学園(横浜市青葉区 理事長:溝上慎一 以下、桐蔭学園)は、横浜市と脱炭素社会の構築および持続可能で魅力ある暮らしづくりの推進に関する協定を締結することとなった。
本協定は、ノーベル賞候補である桐蔭学園 桐蔭横浜大学 宮坂力(みやさかつとむ)特任教授が開発した、次世代エネルギー「ペロブスカイト太陽電池(以下「同電池」)」の実証、実装の支援およびこの技術を活用した市民・事業者の機運醸成を図ることを目的としている。
1.経緯
同電池は、ノーベル化学賞・物理学賞両賞の有力候補と言われている桐蔭横浜大学の宮坂力(みやさかつとむ)特任教授が発明した、次世代の太陽電池である。
従来のシリコン型太陽電池と比べると、次のような特徴があるため、さまざまな用途への展開が期待でき、再生可能エネルギー拡大の切り札とも言える技術だ。
□薄くて軽く、曲げられる
□塗って乾かす印刷技術で作製できる
□原料の多くが国内で調達可能
□弱い光(曇天、雨天、屋内)でも発電できる
今回、同電池の実用化に向けて、過去に横浜市から支援を受けたこと、この素晴らしい技術を未来を担う横浜の子どもたちに知ってもらいたいなどの大学からの意向を受け、横浜市と連携協定を締結することに至った。
2.協定内容
(1)同電池の実証、実装および活用をはじめとした再生可能エネルギーの導入等の促進
および持続可能な都市モデルの創出に関する事項
(2)同電池の活用による脱炭素社会の構築および持続可能で魅力ある暮らしづくりに係る環境教育
および普及啓発に関する事項
(3)持続可能で魅力ある暮らしづくりに資する脱炭素ライフスタイルの創出および浸透と
脱炭素ライフスタイルの創出に係る地域づくりに関する事項
(4)その他、横浜市と桐蔭学園の連携による取り組みが必要と認められる事項
3.協定における具体的な取り組み
【1】実証・実装および活用に向けた取り組み
同電池の実用化に向けた実証フィールドの提供、実用化の進展に応じた市内企業とのマッチングの場の提供等
【2】環境教育および普及啓発の取り組み
同電池を活用した子どもたちへの環境教育や普及啓発による機運醸成
【3】脱炭素ライフスタイルの創出・浸透
生活のあらゆる場所に同電池が溶け込んだ脱炭素型の新しいライフスタイルの発信・浸透
記者発表資料
https://prtimes.jp/a/?f=d49026-20230208-7cc5652184f61ac4e49cd399a7855a4d.pdf
4.実証実験について
実施日:2023年2月11日(土)10:00~16:00
実施場所:東急田園都市線・青葉台駅正面口前(自由通路)
実施内容:東芝製ペロブスカイト太陽電池による発電実証実験
検証内容:天窓下で直射日光がなく、人の往来が多い場所での発電性能等を確認
特長:実用化に向けた703cm2の大面積太陽電池を使用(研究用は30cm2程度)
※詳細は、令和5年2月9日記者発表「ペロブスカイト太陽電池の先行実証実験を東急田園都市線・青葉台駅にて実施します」(桐蔭学園・東急株式会社、東急電鉄株式会社、横浜市4者連名)を参照してください。
参考URL:https://www.toin-tc.com/post/20230209news02
■宮坂 力(みやさか つとむ) 桐蔭横浜大学医用工学部 特任教授
1981年東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。富士写真フイルム株式会社足柄研究所主任研究員を経て、2001年より桐蔭横浜大学大学院工学研究科教授。2005年から2010年に東京大学大学院総合文化研究科教授を兼務。2004年にペクセル・テクノロジーズ株式会社を設立、代表取締役。2017年より桐蔭横浜大学特任教授。専門は光電気化学、有機系の光電変換技術、特にペロブスカイト太陽電池の開発。受賞は、クラリベイトアナリティクス引用栄誉賞(2017年)、加藤記念賞(2018年)、市村学術賞功績賞(2020年)、山崎貞一賞(2020年)、英国RANK賞(2022年)など。
【参考】
■ペロブスカイト太陽電池とは
太陽の光エネルギーを直接電気に変換する太陽電池は、再生可能エネルギーの中で最も普及している。 現在量産されている太陽電池は、シリコン太陽電池で、メガソーラー発電所で採用されるなど、広く普及しているが、発電に適した立地や設置場所に制限があることがデメリットとして指摘されている。そのため、薄型・軽量で、さまざまな光環境で発電可能な新型太陽電池の開発が求められている。次世代の太陽電池として期待されているのが、桐蔭横浜大学 宮坂力(みやさかつとむ)特任教授が開発した 「ペロブスカイト太陽電池」だ。
これは、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造の材料を用いた新しいタイプの太陽電池で、アメリカ国立再生可能エネルギー研究所の最新データ*では、シリコン太陽電池に匹敵する高い変換効率(25.7%)が報告されている。
*https://www.nrel.gov/pv/cell-efficiency.html
本協定は、ノーベル賞候補である桐蔭学園 桐蔭横浜大学 宮坂力(みやさかつとむ)特任教授が開発した、次世代エネルギー「ペロブスカイト太陽電池(以下「同電池」)」の実証、実装の支援およびこの技術を活用した市民・事業者の機運醸成を図ることを目的としている。
1.経緯
同電池は、ノーベル化学賞・物理学賞両賞の有力候補と言われている桐蔭横浜大学の宮坂力(みやさかつとむ)特任教授が発明した、次世代の太陽電池である。
従来のシリコン型太陽電池と比べると、次のような特徴があるため、さまざまな用途への展開が期待でき、再生可能エネルギー拡大の切り札とも言える技術だ。
□薄くて軽く、曲げられる
□塗って乾かす印刷技術で作製できる
□原料の多くが国内で調達可能
□弱い光(曇天、雨天、屋内)でも発電できる
今回、同電池の実用化に向けて、過去に横浜市から支援を受けたこと、この素晴らしい技術を未来を担う横浜の子どもたちに知ってもらいたいなどの大学からの意向を受け、横浜市と連携協定を締結することに至った。
2.協定内容
(1)同電池の実証、実装および活用をはじめとした再生可能エネルギーの導入等の促進
および持続可能な都市モデルの創出に関する事項
(2)同電池の活用による脱炭素社会の構築および持続可能で魅力ある暮らしづくりに係る環境教育
および普及啓発に関する事項
(3)持続可能で魅力ある暮らしづくりに資する脱炭素ライフスタイルの創出および浸透と
脱炭素ライフスタイルの創出に係る地域づくりに関する事項
(4)その他、横浜市と桐蔭学園の連携による取り組みが必要と認められる事項
3.協定における具体的な取り組み
【1】実証・実装および活用に向けた取り組み
同電池の実用化に向けた実証フィールドの提供、実用化の進展に応じた市内企業とのマッチングの場の提供等
【2】環境教育および普及啓発の取り組み
同電池を活用した子どもたちへの環境教育や普及啓発による機運醸成
【3】脱炭素ライフスタイルの創出・浸透
生活のあらゆる場所に同電池が溶け込んだ脱炭素型の新しいライフスタイルの発信・浸透
記者発表資料
https://prtimes.jp/a/?f=d49026-20230208-7cc5652184f61ac4e49cd399a7855a4d.pdf
4.実証実験について
実施日:2023年2月11日(土)10:00~16:00
実施場所:東急田園都市線・青葉台駅正面口前(自由通路)
実施内容:東芝製ペロブスカイト太陽電池による発電実証実験
検証内容:天窓下で直射日光がなく、人の往来が多い場所での発電性能等を確認
特長:実用化に向けた703cm2の大面積太陽電池を使用(研究用は30cm2程度)
※詳細は、令和5年2月9日記者発表「ペロブスカイト太陽電池の先行実証実験を東急田園都市線・青葉台駅にて実施します」(桐蔭学園・東急株式会社、東急電鉄株式会社、横浜市4者連名)を参照してください。
参考URL:https://www.toin-tc.com/post/20230209news02
■宮坂 力(みやさか つとむ) 桐蔭横浜大学医用工学部 特任教授
1981年東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。富士写真フイルム株式会社足柄研究所主任研究員を経て、2001年より桐蔭横浜大学大学院工学研究科教授。2005年から2010年に東京大学大学院総合文化研究科教授を兼務。2004年にペクセル・テクノロジーズ株式会社を設立、代表取締役。2017年より桐蔭横浜大学特任教授。専門は光電気化学、有機系の光電変換技術、特にペロブスカイト太陽電池の開発。受賞は、クラリベイトアナリティクス引用栄誉賞(2017年)、加藤記念賞(2018年)、市村学術賞功績賞(2020年)、山崎貞一賞(2020年)、英国RANK賞(2022年)など。
【参考】
■ペロブスカイト太陽電池とは
太陽の光エネルギーを直接電気に変換する太陽電池は、再生可能エネルギーの中で最も普及している。 現在量産されている太陽電池は、シリコン太陽電池で、メガソーラー発電所で採用されるなど、広く普及しているが、発電に適した立地や設置場所に制限があることがデメリットとして指摘されている。そのため、薄型・軽量で、さまざまな光環境で発電可能な新型太陽電池の開発が求められている。次世代の太陽電池として期待されているのが、桐蔭横浜大学 宮坂力(みやさかつとむ)特任教授が開発した 「ペロブスカイト太陽電池」だ。
これは、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造の材料を用いた新しいタイプの太陽電池で、アメリカ国立再生可能エネルギー研究所の最新データ*では、シリコン太陽電池に匹敵する高い変換効率(25.7%)が報告されている。
*https://www.nrel.gov/pv/cell-efficiency.html