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【東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校】ダンスを通じて学生と児童を繋ぐ、産学官連携プロジェクトを実施
教育人財開発機構 編集部 2022.11.16
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音楽&エンターテインメント業界の即戦力となる人材を育成する、滋慶学園COMグループの総合専門学校「学校法人滋慶学園 東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校(TSM)」は、「株式会社ATARAYO」監修のもと、学生自らが振付や楽曲構成を考え制作したダンスプログラムを地域の小学校児童に教える体験を通じて、普段の授業では得られない能力や資質を高めることを目指す、社会貢献も兼ねたプロジェクトを行ったことをご報告する。
■小学校という「リアルな現場」を舞台に、即戦力となるスキルを学ぶ
TSMでは、業界が求める人材を育成するために、企業や業界のプロとともに行う産学連携型の実践授業「企業プロジェクト」を行っている。子どもと教育に関する事業を行っている株式会社ATARAYOは、小学校の授業と専門学校教育との親和性に着目し、TSMの学生が小学校の児童にダンスを教えるという課題を提供。この提案を江東区立東陽小学校の佐藤友信校長にご賛同いただいたことで実施の運びとなった。
対象学年である2年生と5年生および特別支援学級の計7クラス・約200名に対し、TSMにてダンスを専攻している約16名の学生が指導にあたり、プログラム構成(選曲・振付・教え方)や発表会の実施など、TSMの学生が主体的に取り組み、決定し、45分間の授業を進行していく。ダンス技術の向上はもちろんのこと、教えることから養われるコミュニケーション能力やチームワーク、プロジェクトを進めるマネジメント能力、創作を含むダンスプログラム制作能力を学生に学んでもらうことが狙いだ。
第1回〜第3回は、10月31日(月)・11月4日(金)・8日(火)に実施。準備体操や課題曲は人気アニメや話題曲など、児童にも馴染みのある楽曲を使用し、積極的に声を掛けてスキンシップを図りながら丁寧に指導していく。最初は緊張と照れでぎこちなかった児童も、授業が終わる時間帯には身体を大きく動かして楽しそうにダンスをしていた。TSMの学生も最初は時間通りいかないことや教えることの難しさに苦労する一幕もあったが、反省と修正を重ねていきながら、最後は学生も児童もみんなが笑顔になって時間通りに授業を終わらせることができた。
■児童には後々にまで残る思い出に、夢を追いかける学生には夢を与えられる存在に
【学生の受け入れを快諾いただいた佐藤友信校長のお話】
コロナ禍の中、小学生は本来行われるべき楽しい思い出作りのイベントも中止となり、多くの我慢をしてきました。しかし、こんな時代だからこそ、本プロジェクトが児童にダンスや音楽を通じて自己を解放・発散する場となれば良いと考えています。上手に踊ることは求めず、元気に踊って楽しい時間を過ごしてもらえればという思いでしたが、45分という短い時間の中で児童の動きや顔つきに大きな変化が見られました。学生の皆さんのダンスを愛する気持ちが伝わったのだろうと思います。この経験が一過性のものでなく、ダンスに興味を持ち、将来の夢となるきっかけとなれば、それはとても喜ばしいことです。
一方で、TSMの学生さんには、自分の「好き」を仕事にするための礎を築く実践の場として、さらには一生懸命に取り組む姿を目の当たりにした児童にとっての憧れの存在となってもらいたいと願います。教えるという行為が学生の皆さんの自信となり、より一層夢へと邁進していくための糧となるという、児童・学生の双方にとってとても価値のある時間を創出できる場となってくれたら嬉しいです。
TSMでは、今後とも地域の方々との交流を通じて、社会に貢献していく活動を積極的に取り組んでいく。
■小学校という「リアルな現場」を舞台に、即戦力となるスキルを学ぶ
TSMでは、業界が求める人材を育成するために、企業や業界のプロとともに行う産学連携型の実践授業「企業プロジェクト」を行っている。子どもと教育に関する事業を行っている株式会社ATARAYOは、小学校の授業と専門学校教育との親和性に着目し、TSMの学生が小学校の児童にダンスを教えるという課題を提供。この提案を江東区立東陽小学校の佐藤友信校長にご賛同いただいたことで実施の運びとなった。
プロジェクトに参加したTSM学生
対象学年である2年生と5年生および特別支援学級の計7クラス・約200名に対し、TSMにてダンスを専攻している約16名の学生が指導にあたり、プログラム構成(選曲・振付・教え方)や発表会の実施など、TSMの学生が主体的に取り組み、決定し、45分間の授業を進行していく。ダンス技術の向上はもちろんのこと、教えることから養われるコミュニケーション能力やチームワーク、プロジェクトを進めるマネジメント能力、創作を含むダンスプログラム制作能力を学生に学んでもらうことが狙いだ。
授業開始時はお互いに緊張した面持ち
第1回〜第3回は、10月31日(月)・11月4日(金)・8日(火)に実施。準備体操や課題曲は人気アニメや話題曲など、児童にも馴染みのある楽曲を使用し、積極的に声を掛けてスキンシップを図りながら丁寧に指導していく。最初は緊張と照れでぎこちなかった児童も、授業が終わる時間帯には身体を大きく動かして楽しそうにダンスをしていた。TSMの学生も最初は時間通りいかないことや教えることの難しさに苦労する一幕もあったが、反省と修正を重ねていきながら、最後は学生も児童もみんなが笑顔になって時間通りに授業を終わらせることができた。
1クラスを3グループに分けてダンスを指導
時間の経過とともに距離の縮まる児童と学生たち
■児童には後々にまで残る思い出に、夢を追いかける学生には夢を与えられる存在に
【学生の受け入れを快諾いただいた佐藤友信校長のお話】
コロナ禍の中、小学生は本来行われるべき楽しい思い出作りのイベントも中止となり、多くの我慢をしてきました。しかし、こんな時代だからこそ、本プロジェクトが児童にダンスや音楽を通じて自己を解放・発散する場となれば良いと考えています。上手に踊ることは求めず、元気に踊って楽しい時間を過ごしてもらえればという思いでしたが、45分という短い時間の中で児童の動きや顔つきに大きな変化が見られました。学生の皆さんのダンスを愛する気持ちが伝わったのだろうと思います。この経験が一過性のものでなく、ダンスに興味を持ち、将来の夢となるきっかけとなれば、それはとても喜ばしいことです。
一方で、TSMの学生さんには、自分の「好き」を仕事にするための礎を築く実践の場として、さらには一生懸命に取り組む姿を目の当たりにした児童にとっての憧れの存在となってもらいたいと願います。教えるという行為が学生の皆さんの自信となり、より一層夢へと邁進していくための糧となるという、児童・学生の双方にとってとても価値のある時間を創出できる場となってくれたら嬉しいです。
TSMでは、今後とも地域の方々との交流を通じて、社会に貢献していく活動を積極的に取り組んでいく。