【文部科学省】令和2年度大学等における産学連携等実施状況について

教育人財開発機構 編集部 2022.02.16

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【文部科学省】令和2年度大学等における産学連携等実施状況について
文部科学省は、令和2年度の大学等における産学連携等の実施状況について調査し、結果を公表した。結果(概要)は、「研究資金等受入額」「民間企業からの研究資金等受入額」「民間企業との共同研究」「知的財産」の4つの観点からまとめられ、いずれにおいても前年度を上回る数字となった。
令和2年度大学等における産学連携等実施状況について

文部科学省では、産学連携等の実施状況について広く把握し、今後の施策の企画・立案に反映させることを目的として、全国の大学等を対象に産学連携等の実施状況を毎年度調査している。
このたび、令和2年度における実施状況を取りまとめたので、公表する。

【1】調査の概要
(1)調査時点:令和3年3月31日現在
(2)調査対象:国公私立大学(短期大学を含む)、国公私立高等専門学校、大学共同利用機関(計1,059機関)
(3)調査項目:共同研究、受託研究、治験等、知的財産等に係る実績
(4)回答機関数:計1,037機関(回答率:98%)
   ※機関によっては、一部の設問について回答がなされていない場合が含まれる。

【2】調査結果の概要
(1) 研究資金等受入額
○研究資金等受入額(共同研究・受託研究・治験等・知的財産)は、約3,689億円と、前年度と比べて約206億円増加(5.9%増)した。

(2)民間企業からの研究資金等受入額
○民間企業からの研究資金等受入額(共同研究・受託研究・治験等・知的財産)は、約1,224億円と、前年度と比べて約38億円増加(3.2%増)した。
○ このうち、共同研究による研究費受入額は約847億円と、研究資金等受入額全体の約69.2%を占めている。

(3)民間企業との共同研究
○民間企業との共同研究において、研究費受入額は約847億円と、前年度と比べて約50億円増加(6.3%増)した。
○このうち、1件あたりの受入額が1,000万円以上の共同研究に係る受入額は、約466億円と、前年度と比べて約54億円増加(13.2%増)した。
○1件あたりの受入額の平均は約2,941千円であり、前年度から約221千円増加(8.1%増)した。

(4)知的財産
○特許権などの知的財産権等による収入額は約56億円と、前年度と比べて約4.1億円増加(7.9%増)した。
○このうち、特許権における収入は約40.3億円と、知的財産権等による収入額全体の約72.6%を占めている。

【3】全体実績・【4】個別実績(機関別データ)
実績に関するデータは、以下の関連リンクの文部科学省公式HPよりご覧ください。